※このページは、微分方程式の計算問題のみについて、書いています。深く踏み込みたい方には、あまり向いてないかもしれません。
微分方程式の理解を深めれば深めるほど、物理の理解が深まる。
具体的に言えば、力学の運動方程式を解くのが楽しくなり、強制振動、減衰振動の解の形がなぜ、そうなるのかが理解できる。
量子力学の面でも、なぜ虚数が出てくるのかとか、シュレーティンガーの方程式を解くという意味がよくわかる。
微分方程式はぜひ、出来るようになろう。
微分方程式が出来るようになるためには、その解法を知ることである。
そして、その解き方を一つでも多く知ることがとても大切である。
その為の入門におすすめ参考書を2つ紹介しよう。
・計算力をつける微分方程式 藤田育嗣, 間田潤著
この参考書は、入門に最適である。
とても、丁寧に書かれていて初学の方でもなんなく読み進めることが出来るだろう。
一冊目として、これ以上最適な物はないと私は思う。
しかし、上位大学を狙う人はこの一冊だけでは明らかに不十分である。
言い方が悪いかもしれないが、この参考書は最初踏み台としてぜひ目を通して欲しい。
・単位が取れる微分方程式ノート 齋藤寛靖
この参考書は、様々な解法について書かれている。
この参考書に書いている解法を一通り出来たら、微分方程式初心者はもう脱出しているだろう。
この参考書の後半のページに書かれている、フローチャートは凄く役に立った。
凄くまとめられている。オススメだ。
次に、もう一冊紹介しておく。
・演習 微分方程式 (サイエンスライブラリ―演習数学) 寺田 文行
この参考書は、どちらかというと本当の意味で、微分方程式を理解したい人向けである。
私みたいな、計算問題だけ出来ればいいという人にはあまり向かなかった。
しかし、やりこめばやりこむほど、計算問題も解けるようになるため、
時間がある人は、やりこんで欲しい。